PIXARのひみつ展
名古屋市科学館の「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」に旦那さんと4歳の娘と一緒に行ってきました。
コロナ禍のこの時期に・・・ですけどね。最終日だったし行ってみたかったんです。旦那さんも私もデザインに関わる職業ですし、4歳の娘はウッディが好きだし、満喫出来ると思ったんですよねー。
甘かったですね。大人1,800円×2+小人0円でしたが、30分も居なかったんじゃないかな。娘には早過ぎたようです。。。「おうちに帰りたい」と駄々捏ねられて早々に撤退。
内容的には、ピクサーがキャラクターや背景などにいのちを吹き込む8つの工程を体感を交えての紹介です。
8つの工程は制作の順に「モデリング」「リギング」「サーフェイス」「セット&カメラ」「アニメーション」「シミュレーション」「ライティング」「レンダリング」があります。
①キャラクターの形をつくる「モデリング」
まずはスタッフ間でイメージの統一を図るために、イラストや模型など試行錯誤しながら膨大な量を作ります。
②キャラクターを動かす筋肉や関節をつくる「リギング」
関節の位置や数、筋肉の太さや柔らかさによって多様な動きの変化が出ます。関節の数が多ければしなやかな動きに、筋肉が柔らかければ弾むような動きに。
③キャラクターの外見をつくる「サーフェイス」
3Dオブジェクトに色や模様を付けたり、透明性などの設定を行うことが出来ます。例えば一つの球体が一瞬で岩のようになったり、ガラス玉になったりと変化します。
④いろいろなアングルから世界をつくる「セット&カメラ」
撮影方法によってキャラクターが実在する世界を作り出します。キャラクターの視点にカメラを配置する事によって見せたい場所や伝えたい意図を映します。
⑤キャラクターに演技をつける「アニメーション」
キャラクターの1つの動きにかける時間や、速度の変化などを設定する事で時間の進み方や、キャラクターの演技やスピード感などをつけることが出来ます。
⑥キャラクターの髪や服を動かす「シミュレーション」
髪の毛1本1本の動きや服の動きを毎回作るのではなく、予め行動パターンのプログラミングをしておきランダムに動きを与えていくことで効率よく動かす事が出来ます。
⑦昼や夜など明かりを調節する「ライティング」
たった1つのセットでも、太陽の光の色や角度で昼夜を表し、影の長さで四季の変化を表現する事も出来ます。
⑧最後の仕上げ「レンダリング」
出来上がった3Dアニメーションデータを、よりリアルに表現するため、視点位置・光源・物体・頂点座標を加味し、陰面消去・陰影付け等を行います。
個人的には8つの工程より、ビデオで流していたスタッフの話が魅力的でした。出来れば2、3時間くらいかけてじっくり見たかった〜。でもいい刺激になりました。